10年代オタク楽曲ざっくり振り返り-4g0_2の場合-
あけましておめでとうございます、4g0_2 です。
2020 年という文字列の近未来感が未だに抜けませんね。 10 年代を 10 年も過ごしておきながらいきなり 2020 年の 1 日目が始まるわけで、ゆっくりとこれからの 20 年代に馴染めていけたらと思います。
さて、今回は去りし 10 年代で心に残っている楽曲やコンテンツを振り返っていこうと思います。オタク楽曲史における当該楽曲意義とかそういうことはなしで、単に印象に残っていたり今も聴き続けたりしている曲をピックアップしていきます。あと 2019 年に関しては先日 10 選の記事で惜しくも選考漏れしてしまった曲を数曲取り上げます。
それではどうぞ。
2010 年
LOVE × HEAVEN / 彩京朋美( CV.川澄綾子), セルニア=伊織=フレイムハート( CV.中原麻衣), 大地薫( CV.釘宮理恵), 四季鏡早苗( CV.小清水亜美), ピナ=スフォルムクラン=エストー( CV.後藤麻衣) & 天壌慈楓( CV.伊瀬茉莉也)
作詞:畑亜貴
作曲:田代智一
編曲:安藤高弘
ラノベ原作ハーレムラブコメ界においてゼロ年代と 10 年代の架け橋となった「れでぃ×ばと!」の OP 曲。ゴリゴリの田代曲とウキウキの畑亜貴詩。いつ聴いてもラブコメはこうじゃなくちゃとなります。
Servante de feu / ソ・ラ・ノ・ヲ・ト
唄・作詞:Matthieu Ladouce
作曲:大島ミチル
生と音楽を描いたポスト・アポカリプス作品。その中でも「炎の乙女」の伝説に関するシーンで流れるこの曲は、美しくも不気味な世界観に視聴者を誘いました。私が劇伴沼に落ちるきっかけになった曲(アニメ作品)でもありました。
ハッピークレセント / 中川かのん(CV.東山奈央)
作詞:zopp
作曲:山口朗彦
編曲:前口渉
東山奈央氏の追っかけになるきっかけの曲。当時声優デビュー間もない東山奈央氏でしたが、クオリティが高くて衝撃を受けた記憶があります。
2011年
異国のショーロ / 異国迷路のクロワーゼ
作曲:コーコーヤ
https://www.jvcmusic.co.jp/flyingdog/-/Discography/A010090/VTCL-60271.html (配信なし)
アニメ「異国迷路のクロワーゼ The Animation」中の劇伴の 1 曲。異国感の表現方法が丁寧で優しいメロディーが心地よい曲。
Os-宇宙人/エリオをかまってちゃん
作詞・作曲:の子
編曲:神聖かまってちゃん
青春の曲。20 代中盤になった今でも聴いてくるとやる気が出てくるというか、もうちょいかましてやろうかという気持ちになってきます。アニメ本編も精神活力剤。
SUPER∞STREM / 篠ノ之箒(cv.日笠陽子)、セシリア・オルコット(cv.ゆかな)、凰鈴音(cv.下田麻美)、シャルル・デュノア(cv.花澤香菜)、ラウラ・ボーデヴィッヒ(cv.井上麻里奈)
作詞:こだまさおり
作曲・編曲:山口朗彦
オタクアンセム。本当にみなみけからこの時代あたりまでは山口朗彦と大久保薫が猛威を振るっていた記憶があります。
2012年
After 0:00 / eyelis
作詞:くまのきよみ
作曲:川崎里実
編曲:前口渉
ハヤテのごとく!! (2 期)後半の ED 曲の CD に収録されたカップリング曲のセルフカバー。川崎里実が書く乙女メロディーに川崎里実の声が乗ったらそりゃ最強でしょ、という曲です。原曲もおすすめ。
勘違いしたり、教えてあげたり? / TARI TARI
作曲:浜口史郎
アニメ「TARI TARI」は合唱をテーマにした青春ものでが、合唱曲もさることながら劇伴も一級品。その中でも登場人物たちのやりとりが浮かび上がってくるこの曲に劇伴描写の真髄を感じました。
カレンダーガール / わか・ふうり・すなお from STAR☆ANIS
作詞:こだまさおり
ツイッターでよくプリキュア実況していた当時 M1 の方(のちに学生実験のTAを担当してもらっていたことが発覚する)に勧められて観始めたアイカツ!ですが、大学入学以降の自分にとって欠かせない要素の一つになりました。田中秀和氏の存在はアニマスで知ってはいましたが、やはりカレンダーガールで強烈に意識するようになりました。
2013 年
くるくる帰宅部 / 帰宅部活動記録
作曲:坂部剛
(「くるくる帰宅部」が収録された配信サービスはなさそうです)
ギャグアニメにおける劇伴の力を感じた作品。マリオパーティー2で流れる曲みたい。
初めて恋をした記憶 / 2B PENCILS&中川かのん
作詞・作曲:mixakissa
編曲:黒須克彦
青春の曲(その2)。神のみ女神編は少年誌ラブコメの中でも屈指のものだと思います。
2014 年
ステラ・ドライブ / 七瀬佳乃(CV:青山吉能)
作詞:只野菜摘
90 年代の J-pop を彷彿とさせるオシャレな一曲。一番好きな田中秀和曲です。
コドクシグナル / Need Cool Quality
作曲:畑亜貴
広川恵一氏に惚れた曲。10 年代最強ガールズバンドの 1 つ。
も・ぎ・た・て♥フルーツガールズ / 木下林檎(田村ゆかり)、中沢農(花澤香菜)
作詞:中野愛子
作曲・編曲:山口朗彦
ここまでくると自分がどれだけ山口朗彦氏が好きなのかがわかってくるやつ。アニメ「のうりん」の ED 曲。山口朗彦氏のアイドル曲最高〜。
2015 年
人にやさしく(カバー) / THE ROLLING GIRLS
作詞・作曲:甲本ヒロト
編曲:堤博明
いつも元気をもらっている曲。THE BLUE HEARTS の曲を少女たちの冒険譚と繋げるというコンセプトを聞いた時は疑問と不安しかありませんでしたが、作品全体を通して唯一無二の素晴らしいコンテンツになりましたね。
お料理ハミング / 幸腹グラフィティ
作曲:コトリンゴ
https://www.jvcmusic.co.jp/flyingdog/-/Discography/A025037/VTCL-60393.html (配信なし、飛犬は劇伴 CD もサブスク解禁してくれ〜)
自宅で気合い入れて料理するときにかける曲。アニメ劇伴を自分の生活の劇伴として使うときの心の高まりよ。
The Dancing Glass Slippers (M25) / アイドルマスター シンデレラガールズ
アイドルマスター|THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS ANIMATION PROJECT ORIGINAL SOUNDTRACK
渋谷系劇伴のアニデレの中で一番好きな曲。ジャジーな曲調でよく晴れた日の散歩のときに聴きます。田中秀和劇伴で個人的に一番好きな曲。
2016 年
なるまるまーる / はなこ(CV:花守ゆみり)
作詞:辻純更
なんとかなりたすぎて、なるまるまーるになってしまった。田中秀和のブラジル🇧🇷曲。なんとかなりたいときに聴く曲。
フリップフラッパーズ / フリップフラッパーズ
作曲:TO-MAS SOUNDSIGHT FLUORESCENT FOREST
いわゆる「百合 SF アニメ」の金字塔であるところのアニメ「フリップフラッパーズ」のテーマ曲です。世界観の表現が要求されるテーマ曲ですが、それに満点以上の解答を叩き出しているのがすごい。聴くたびにどうしたらこのようなキマっている曲ができるのかが気になる。日常での用途としては、トリップしたいときによく聴く曲。
2017 年
「政宗くんのリベンジ」メインテーマ / 政宗くんのリベンジ
作曲:加藤達也
まず曲としての完成度が神がかっている。おとぎ話のような曲調なのですが、これがストーリーとマッチしているのも高評価すべきポイント。加藤達也のオーケストレーションと曲のアレンジの仕方が好み。
Always in my heart / 山田タマル
作詞:山田タマル
作曲・編曲:加藤達也
アニメ「終末なにしてますか?忙しですか?救ってもらっていいですか?」より。1話冒頭と最終話で流れていた曲ですね。曲自体の寂寥感とストーリーの相乗効果でとんでもないことになったバケモノ曲。夕暮れ時にしんみりしたいときに聴いています。それはそうと 2017 年は加藤達也氏が強かったですね。
2018 年
らぶこーる / 中川かのん(C.V.東山奈央)
作詞:若木民喜
作曲:川崎里実
編曲:前嶋康明
発表自体は 2010 年だったのですが、2018 年 2 月 3 日に日本武道館で開催された「東山奈央 1st LIVE「Rainbow」」にて披露された曲です。 中川かのんが一人で武道館に立ったという事実が意味するところを噛み締め、多くの人が泣き崩れたのももう 2 年前になるんですね。レーベルの違いなど難しいところもありましたが、実現させてくれたスタッフには感謝しきれません。
誇りと驕り / 愛城華恋(CV:小山百代)、天堂真矢(CV:富田麻帆)
作詞:中村彼方
作曲・編曲:藤澤慶昌
声の圧力に圧倒された曲。力でねじ伏せられるってこういうことなんだな〜となりました。 アニメ「少女歌劇 レヴゥー☆スタァライト」作品全体としてもストーリーはもちろん、レヴュー曲・劇伴ともにハイレベルな作品でした。
2019 年
ダイアローグ+インビテーション! / DIALOGUE+
作詞・作曲:ZAQ
編曲:堀江晶太
開幕堀江サウンドでやったーーーーーー!!!となるも全部堀江ではないぞといった違和感を覚え、次第に ZAQ メロディーが主張してきて優勝する曲。所々に kemu フレーズが散りばめられているものふふっとなってしまうのですが、ZAQ メロディーもヒャダインのアイドル曲(行くぜっ!怪盗少女あたり)へのリスペクトを感じて、総合的になんだか懐かしくなる曲。
君がいるなら / スカート
作詞・作曲:澤部渡
オタク楽曲という枠とは少し外れるのですが、知人のオタクくんから教えてもらって身体の芯まで来た曲。ライブで聴いた時の感覚がとても不思議だった。
せーので跳べって言ってんの! / 本城香澄(CV:岩橋由佳)
作詞・作曲:田淵智也
編曲:伊藤翼
せーので跳べって言っ天皇。もちろん田淵曲として強いんだけど、田淵詞のずば抜けた心地よさを改めて思い知った曲。大宮では飛びすぎてメガネが飛びました(拾ってくれた前の席のオタクくんありがとうございます)。
そんなこんなで 10 年を思い出せる範囲で振り返ってみました。やはり古くなるほど好きなアーティスト・作家のイメージが強くて他の作品をうまく思い出せないものですね。これからは定期的に鮮度の良い備忘録を残しつつ、もっと広いジャンルに手を出していかなければいけないと自戒して、今回はこれまでとしたいと思います。
それでは。