最近よく聴いてた曲とか(2020年2月後半)
花粉症の症状なのか、やたらと右目が痒い日々を送っています。大変。
最近は新しい曲ではなく、いろいろな曲を振り返る期間でした。
1. ずっと Only You / 有頂天BOYS: 竜児 (CV: 花江夏樹) 隼人 (CV: 八代 拓) 伊吹 (CV: 山本和臣)
作詞:坂井竜二
作曲:鈴木盛広
編曲:水島康貴
言わずと知れた名作アニメ「少年メイド」に登場するアイドルユニット有頂天BOYSが歌う ED 曲です。タイトルから明らかに TUBE の「Only You 君と夏の日を」に対するオマージュ(リスペクト?)を感じるのですが、曲調も完全に TUBE 曲。夏だね〜。
2. シーズン・イン・ザ・サン / 土岐麻子
作詞:亜蘭知子
作曲:織田哲郎
編曲:川口大輔
TUBE の代表曲である「シーズン・イン・ザ・サン」の土岐麻子によるカバー版。80年代後半の名曲を土岐麻子らしいシティポップアレンジがなされていて、冬でも夏でも楽しめる全シーズン仕様になっています。寝る前の 1 曲。
3. Dance With You / TUBE
作詞:亜蘭知子
作曲:栗林誠一郎
編曲:長門大幸
song.link上記 2 曲の流れで完全に TUBE の気持ちになってしまったので聴き直していた曲。もう33年前の曲なんですけど、当時20年代前半でこの曲を歌い上げる前田亘輝の凄さに感服圧倒されます。個人的にハマスタで聴いてて一番感動した曲。今年も9月5日(土)にハマスタライブあるので是非行く人は行きましょう。
4. 永遠にキミのことを愛したいと言わせて(スタジオライブセッション at Red Bull Studios Tokyo) / サンボマスター
作詞・作曲:山口隆
編曲:サンボマスター
song.linkサンボマスターの山口隆が竹達彩奈に楽曲提供した曲のサンボマスターによるセルフカバー(?)版。竹達版だと所々のセリフとかがカレーに浮かんだマーブルチョコみたいな違和感があったのですが、カバー版になると一気にしっくりきて、そうだよこれこれになります。
5. 今日もどこかで / 田中貴&細野しんいち
song.link アニメ「ラーメン大好き小泉さん」(ラ大小)のメインテーマ。ハミングとピチカートの緩いメロディからの程よいレトロなトレンディドラマ感のある展開が特徴的な曲。最近単純作業が多くなったのでそのBGMとしてラ大小本編や劇伴CDを流しています。木曜22時にゆるキャン△からのラ大小をやっていたのももう2年前なんですね……。
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最近単純労働が多いので本当に趣味に時間が取れないですね〜。リモート作業もできてしまう仕事内容になってきてので仕事と趣味の時間管理をしっかりしないといけませんね。
曲の方もちまちまやっています。
それではまた
最近よく聴いてた曲とか(2020年2月前半)
卒研の面倒を見ながら研究で進捗が出つつ、来年度からのバイト(インターン)が決まったりとなかなか濃かった半月でした。確定申告もしなきゃいけないのでなんだかんだで大変です。それでは例のごとく、この半月でよく聴いていた曲たちです。
1. キミのラプソディー / Mashumairesh!!(CV:遠野ひかる、夏吉ゆうこ、和多田美咲、山根 綺)
作詞・作曲:Wiggy
編曲:三谷秀甫
とりあえず SHOW BY ROCK!!ましゅまいれっしゅ!! を 6 話まで観てください。
2. hello new pink / 伊藤美来
作詞・作曲:ゆいにしお
編曲:水口浩次
伊藤美来らしい曲。こういう曲が来て「伊藤美来らしい」と感じるのは、プロデュースの一貫性というかブランディングの巧さが効いていると強く思わされます。声優アーティストだとタイアップ中心で方向性が定まらないパターンもよく見受けられます。そんな中で、伊藤美来はオシャレポップ的な方向性に一本太い軸を持てていて、アーティストとしての技量もそうですし、伊藤美来とそういった音楽との相性を見抜いた人物にも心からの賞賛を送りたい気持ちでいっぱいです。
3. 涙を拭いて / ネクライトーキー
作詞・作曲:もっさ
編曲:ネクライトーキー
自転車に乗りたくなる曲。初聴のとき少し朝日曲感が薄いなと思ったら作詞作曲がギターボーカルのもっささん。寝る前に聴いて、明日もなんだかんだでどうにかしていくんだなぁと思いながら眠りに落ちると結構熟睡できる。
4. チューリングラブ feau.Sou / ナナヲアカリ
作詞・作曲・編曲:ナユタセイジ
アニメ「理系が恋に落ちたので証明してみた。」の ED 曲。宗教上の理由でアニメを視聴できていませんが、キャッチーさ全振りの陽キャオタクポップ。楽器としてのナナヲアカリを最大限に引き出せる歌詞を書けるのはナナヲアカリしかいないと思っています。実験をしない数値計算系の研究室で白衣は必要なんですか?
5. 魅惑の巴里サーカス急行! / 南波志帆
作詞・作曲・編曲:ハヤシベトモノリ
今回の思い出し聴き枠。Plus-Tech Squeeze Box のハヤシベトモノリ氏が提供した曲なのですが、とにかくごちゃごちゃしていてるけど綺麗にまとまっているのがよくわからんくて酔う。仕事でノろうとしているときに聴くとスッと最高点までイケるいいお薬。
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最近は1時間プレイリストを作りませんでしたが、一人暮らし 3 年目も終盤にして DTM 環境を整え始めました。ゆっくりとですが、ちまちまと曲を音に起こしていきたいと思います。
Roland A-49 が来てからショートカットとかを設定したりしつつ 2 時間ぐらいで作った暫定版なので、色々と雑なまま上げています。エリー・コニファーの配信アーカイブを観ながら作っていたのでなんとなくそういった方向性になりました。何曲か(5, 6 曲ぐらい?)雑な形で仕上がったらまとめてブラッシュアップしていこうと思います。
あと、dアニメストアで「色づく世界の明日から」が配信されたので、ぜひオタクくんは観てください。非常に素敵なお話です。
それではまた
最近よく聴いてた曲(2020年1月後半)
気づいたら 2020 年も 1 ヶ月が終了してしまいました。今年末に D 論審査を無事に迎えられるかな〜と毎日杞憂しています。それはそれとして、最近よく聴いていてた曲です(プレイリストにもまとめています)。
1. むにゃむにゃゲッチュー恋吹雪! / にゅーろん★くりぃむそふと (小倉唯, 洲崎綾, 早見沙織, 後藤沙緒里, 五十嵐裕美)
作詞・作曲:田淵智也
編曲:やしきん(F.M.F)
オタクくんたちが皆絶賛する曲であるところのむゲ恋。CD が再販されたのでヨドバシの余っていたポイントで購入しました。田淵曲ど真ん中ではあるのですが、田淵詞を音にしたときにスラーの有無が気持ち良さを増しているんだなぁと再度実感した曲でした。ボーカルも楽器。
2. Clover wish / ChamJam
作詞・作曲:渡辺翔
編曲:倉内達矢
アニメ「推しが武道館いってくれたら死ぬ」通称推し武道の OP 曲。渡辺曲もいいんですけど、それ以上に渡辺詞って洗練されていて好きなんですよね。歌唱担当と詞の視点が OP ED ともにトリックがあるのが素晴らしい。アニメ本編と合わせて好きになる曲。
3. ウエサカダイナミック/ 上坂すみれ
作詞・作曲:ビートまりお(COOL&CREATE)
編曲: ARM(IOSYS)
10 年前の東方アレンジを彷彿とさせる電波ユーロビート。でも元ネタとしてはチャー研同人としてビートまりおが書いた「ボルガダイナマイト」だったり。とりあえず懐かしい気持ちになれる良い曲でした。ところで今の中学生音楽オタクは東方アレンジを聴くんですかね。
4. この関係に名前をつけて / OSTER project
作詞・作曲・編曲:OSTER project
最近だと aiko の編曲も手がけていた OSTER 氏のバラード曲。aiko 曲の影響もあってしっかり J-Pop バラードをやっているのですが、一昔前の OSTER バラードとは違って詞も曲もどこかより丁寧で繊細になったなぁと感じました。「やがて君になる」にどハマりしていた OSTER 氏ですが、その文脈を踏まえて聴くとまた違った解釈ができるのも良い。
5. オシエテ/ デュアル&ドロシー starring 種田梨沙、佐倉綾音
作詞:ENA☆
作曲・編曲:横山克
映画「ガラスの花と壊す世界」の劇中歌。この作品は初期守ゆみりの作品として印象に残っている人もそこそこいるのではないでしょうか。最近観直したのですが、そんな作品の中でオシエテは流れるシーンやキャラ描写として最高の劇中歌だと思います。dアニメストアで観られるので、オタクくんは全員観てください。
この前また 1 時間プレイリストを作りました。テーマは好きな Inst バージョンたちです。
最近よく聴いてた曲(2020年1月前半)
最近聴いてた曲シリーズです。なんだか和製 R&B あたりをやたらと聴き込んでいた気がします。そこらへんも含めて 5 曲をピックアップします。
1. WON'T BE LONG / バブルガム・ブラザーズ
1 月 1 日にNHK で放送された「V紅白」にて電脳少女シロと Punky Fine とかいう得体の知れないバケモノ(?)が披露した曲。番組終盤で出演していた Vtuber たちが米津玄師の「パプリカ」を合唱した際、副音声として出演していた月ノ美兎がパプリカに合わせて WON'T BE LONG を口ずさんでいたのは直感的な知見に満ちていました。
WON'T BE LONG とパプリカ、そこそこ知見度高いな
— 桃色のファンタジー (@4g0_2) 2020年1月1日
(これは知見を感じているオタク)
2. if... / DA PUMP
個人的に好きな和製 R&B の曲。つい先日「USA」が流行った流れで思い出したように聴いていた曲なので 20 年前の曲だということをうまく飲み込めていないところがあります。
3. Groovy! / 広瀬香美
アニメ「カードキャプターさくら クロウカード編」の ED として知られる曲。当時はもちろん難しいことを考えずに視聴していましたが、改めて振り返るとまた違った景色が見えて、歳を取るのも悪くはないなと思ったり(良くはない)。
4. 七つの海のコンサート / 山下七海
Wake Up, Girls! のソロツアーのパンフレットの特典 CD に収録されていた曲のため非常に入手困難な楽曲でしたが、2020年1月15日、ついに配信開始になりました。和製 R&B 周辺を振り返っていたときに現れた和製 R&B ならぬ秀和 R&Bの 1 曲。心の中の陽気な黒人がノリノリになってしまいます。
5. ♡桃色片想い♡ [TV size] / えりぴよ(CV:ファイルーズあい)
アニメ「推しが武道館いってくれたら死ぬ」の ED 曲で、編曲は佐高陵平氏。「♡桃色片想い♡」は私の中でアイドルとは何かを定義付けた最初の曲で、個人的にとても思い入れが深いですね。しかしこの ED では、アイドルとその推しの互いに向けた秘めたる想いとして解釈したカバー曲になっていて、「桃色のファンタジー」というフレーズからその二人は結ばれることはないのだろうというある意味でのロミジュリ的展開を予感させるようなちょっと心悲しいアレンジになっています。天才か?
あと不定期ですが 1 時間ぐらいで聴けるプレイリストを気分で作っていますので覗いてみてください。それぞれにそれとなくテーマや縛りがあります。
なんとなくそんな感じの 1 時間ぐらいのプレイリストです https://t.co/KsFg4Sj13R
— 桃色のファンタジー (@4g0_2) 2020年1月6日
— 桃色のファンタジー (@4g0_2) 2020年1月12日
本日の 1 時間プレイリストです(サブスク対象外もあります)https://t.co/Oy0HFAHBU4
— 桃色のファンタジー (@4g0_2) 2020年1月13日
10年代オタク楽曲ざっくり振り返り-4g0_2の場合-
あけましておめでとうございます、4g0_2 です。
2020 年という文字列の近未来感が未だに抜けませんね。 10 年代を 10 年も過ごしておきながらいきなり 2020 年の 1 日目が始まるわけで、ゆっくりとこれからの 20 年代に馴染めていけたらと思います。
さて、今回は去りし 10 年代で心に残っている楽曲やコンテンツを振り返っていこうと思います。オタク楽曲史における当該楽曲意義とかそういうことはなしで、単に印象に残っていたり今も聴き続けたりしている曲をピックアップしていきます。あと 2019 年に関しては先日 10 選の記事で惜しくも選考漏れしてしまった曲を数曲取り上げます。
それではどうぞ。
2010 年
LOVE × HEAVEN / 彩京朋美( CV.川澄綾子), セルニア=伊織=フレイムハート( CV.中原麻衣), 大地薫( CV.釘宮理恵), 四季鏡早苗( CV.小清水亜美), ピナ=スフォルムクラン=エストー( CV.後藤麻衣) & 天壌慈楓( CV.伊瀬茉莉也)
作詞:畑亜貴
作曲:田代智一
編曲:安藤高弘
ラノベ原作ハーレムラブコメ界においてゼロ年代と 10 年代の架け橋となった「れでぃ×ばと!」の OP 曲。ゴリゴリの田代曲とウキウキの畑亜貴詩。いつ聴いてもラブコメはこうじゃなくちゃとなります。
Servante de feu / ソ・ラ・ノ・ヲ・ト
唄・作詞:Matthieu Ladouce
作曲:大島ミチル
生と音楽を描いたポスト・アポカリプス作品。その中でも「炎の乙女」の伝説に関するシーンで流れるこの曲は、美しくも不気味な世界観に視聴者を誘いました。私が劇伴沼に落ちるきっかけになった曲(アニメ作品)でもありました。
ハッピークレセント / 中川かのん(CV.東山奈央)
作詞:zopp
作曲:山口朗彦
編曲:前口渉
東山奈央氏の追っかけになるきっかけの曲。当時声優デビュー間もない東山奈央氏でしたが、クオリティが高くて衝撃を受けた記憶があります。
2011年
異国のショーロ / 異国迷路のクロワーゼ
作曲:コーコーヤ
https://www.jvcmusic.co.jp/flyingdog/-/Discography/A010090/VTCL-60271.html (配信なし)
アニメ「異国迷路のクロワーゼ The Animation」中の劇伴の 1 曲。異国感の表現方法が丁寧で優しいメロディーが心地よい曲。
Os-宇宙人/エリオをかまってちゃん
作詞・作曲:の子
編曲:神聖かまってちゃん
青春の曲。20 代中盤になった今でも聴いてくるとやる気が出てくるというか、もうちょいかましてやろうかという気持ちになってきます。アニメ本編も精神活力剤。
SUPER∞STREM / 篠ノ之箒(cv.日笠陽子)、セシリア・オルコット(cv.ゆかな)、凰鈴音(cv.下田麻美)、シャルル・デュノア(cv.花澤香菜)、ラウラ・ボーデヴィッヒ(cv.井上麻里奈)
作詞:こだまさおり
作曲・編曲:山口朗彦
オタクアンセム。本当にみなみけからこの時代あたりまでは山口朗彦と大久保薫が猛威を振るっていた記憶があります。
2012年
After 0:00 / eyelis
作詞:くまのきよみ
作曲:川崎里実
編曲:前口渉
ハヤテのごとく!! (2 期)後半の ED 曲の CD に収録されたカップリング曲のセルフカバー。川崎里実が書く乙女メロディーに川崎里実の声が乗ったらそりゃ最強でしょ、という曲です。原曲もおすすめ。
勘違いしたり、教えてあげたり? / TARI TARI
作曲:浜口史郎
アニメ「TARI TARI」は合唱をテーマにした青春ものでが、合唱曲もさることながら劇伴も一級品。その中でも登場人物たちのやりとりが浮かび上がってくるこの曲に劇伴描写の真髄を感じました。
カレンダーガール / わか・ふうり・すなお from STAR☆ANIS
作詞:こだまさおり
ツイッターでよくプリキュア実況していた当時 M1 の方(のちに学生実験のTAを担当してもらっていたことが発覚する)に勧められて観始めたアイカツ!ですが、大学入学以降の自分にとって欠かせない要素の一つになりました。田中秀和氏の存在はアニマスで知ってはいましたが、やはりカレンダーガールで強烈に意識するようになりました。
2013 年
くるくる帰宅部 / 帰宅部活動記録
作曲:坂部剛
(「くるくる帰宅部」が収録された配信サービスはなさそうです)
ギャグアニメにおける劇伴の力を感じた作品。マリオパーティー2で流れる曲みたい。
初めて恋をした記憶 / 2B PENCILS&中川かのん
作詞・作曲:mixakissa
編曲:黒須克彦
青春の曲(その2)。神のみ女神編は少年誌ラブコメの中でも屈指のものだと思います。
2014 年
ステラ・ドライブ / 七瀬佳乃(CV:青山吉能)
作詞:只野菜摘
90 年代の J-pop を彷彿とさせるオシャレな一曲。一番好きな田中秀和曲です。
コドクシグナル / Need Cool Quality
作曲:畑亜貴
広川恵一氏に惚れた曲。10 年代最強ガールズバンドの 1 つ。
も・ぎ・た・て♥フルーツガールズ / 木下林檎(田村ゆかり)、中沢農(花澤香菜)
作詞:中野愛子
作曲・編曲:山口朗彦
ここまでくると自分がどれだけ山口朗彦氏が好きなのかがわかってくるやつ。アニメ「のうりん」の ED 曲。山口朗彦氏のアイドル曲最高〜。
2015 年
人にやさしく(カバー) / THE ROLLING GIRLS
作詞・作曲:甲本ヒロト
編曲:堤博明
いつも元気をもらっている曲。THE BLUE HEARTS の曲を少女たちの冒険譚と繋げるというコンセプトを聞いた時は疑問と不安しかありませんでしたが、作品全体を通して唯一無二の素晴らしいコンテンツになりましたね。
お料理ハミング / 幸腹グラフィティ
作曲:コトリンゴ
https://www.jvcmusic.co.jp/flyingdog/-/Discography/A025037/VTCL-60393.html (配信なし、飛犬は劇伴 CD もサブスク解禁してくれ〜)
自宅で気合い入れて料理するときにかける曲。アニメ劇伴を自分の生活の劇伴として使うときの心の高まりよ。
The Dancing Glass Slippers (M25) / アイドルマスター シンデレラガールズ
アイドルマスター|THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS ANIMATION PROJECT ORIGINAL SOUNDTRACK
渋谷系劇伴のアニデレの中で一番好きな曲。ジャジーな曲調でよく晴れた日の散歩のときに聴きます。田中秀和劇伴で個人的に一番好きな曲。
2016 年
なるまるまーる / はなこ(CV:花守ゆみり)
作詞:辻純更
なんとかなりたすぎて、なるまるまーるになってしまった。田中秀和のブラジル🇧🇷曲。なんとかなりたいときに聴く曲。
フリップフラッパーズ / フリップフラッパーズ
作曲:TO-MAS SOUNDSIGHT FLUORESCENT FOREST
いわゆる「百合 SF アニメ」の金字塔であるところのアニメ「フリップフラッパーズ」のテーマ曲です。世界観の表現が要求されるテーマ曲ですが、それに満点以上の解答を叩き出しているのがすごい。聴くたびにどうしたらこのようなキマっている曲ができるのかが気になる。日常での用途としては、トリップしたいときによく聴く曲。
2017 年
「政宗くんのリベンジ」メインテーマ / 政宗くんのリベンジ
作曲:加藤達也
まず曲としての完成度が神がかっている。おとぎ話のような曲調なのですが、これがストーリーとマッチしているのも高評価すべきポイント。加藤達也のオーケストレーションと曲のアレンジの仕方が好み。
Always in my heart / 山田タマル
作詞:山田タマル
作曲・編曲:加藤達也
アニメ「終末なにしてますか?忙しですか?救ってもらっていいですか?」より。1話冒頭と最終話で流れていた曲ですね。曲自体の寂寥感とストーリーの相乗効果でとんでもないことになったバケモノ曲。夕暮れ時にしんみりしたいときに聴いています。それはそうと 2017 年は加藤達也氏が強かったですね。
2018 年
らぶこーる / 中川かのん(C.V.東山奈央)
作詞:若木民喜
作曲:川崎里実
編曲:前嶋康明
発表自体は 2010 年だったのですが、2018 年 2 月 3 日に日本武道館で開催された「東山奈央 1st LIVE「Rainbow」」にて披露された曲です。 中川かのんが一人で武道館に立ったという事実が意味するところを噛み締め、多くの人が泣き崩れたのももう 2 年前になるんですね。レーベルの違いなど難しいところもありましたが、実現させてくれたスタッフには感謝しきれません。
誇りと驕り / 愛城華恋(CV:小山百代)、天堂真矢(CV:富田麻帆)
作詞:中村彼方
作曲・編曲:藤澤慶昌
声の圧力に圧倒された曲。力でねじ伏せられるってこういうことなんだな〜となりました。 アニメ「少女歌劇 レヴゥー☆スタァライト」作品全体としてもストーリーはもちろん、レヴュー曲・劇伴ともにハイレベルな作品でした。
2019 年
ダイアローグ+インビテーション! / DIALOGUE+
作詞・作曲:ZAQ
編曲:堀江晶太
開幕堀江サウンドでやったーーーーーー!!!となるも全部堀江ではないぞといった違和感を覚え、次第に ZAQ メロディーが主張してきて優勝する曲。所々に kemu フレーズが散りばめられているものふふっとなってしまうのですが、ZAQ メロディーもヒャダインのアイドル曲(行くぜっ!怪盗少女あたり)へのリスペクトを感じて、総合的になんだか懐かしくなる曲。
君がいるなら / スカート
作詞・作曲:澤部渡
オタク楽曲という枠とは少し外れるのですが、知人のオタクくんから教えてもらって身体の芯まで来た曲。ライブで聴いた時の感覚がとても不思議だった。
せーので跳べって言ってんの! / 本城香澄(CV:岩橋由佳)
作詞・作曲:田淵智也
編曲:伊藤翼
せーので跳べって言っ天皇。もちろん田淵曲として強いんだけど、田淵詞のずば抜けた心地よさを改めて思い知った曲。大宮では飛びすぎてメガネが飛びました(拾ってくれた前の席のオタクくんありがとうございます)。
そんなこんなで 10 年を思い出せる範囲で振り返ってみました。やはり古くなるほど好きなアーティスト・作家のイメージが強くて他の作品をうまく思い出せないものですね。これからは定期的に鮮度の良い備忘録を残しつつ、もっと広いジャンルに手を出していかなければいけないと自戒して、今回はこれまでとしたいと思います。
それでは。
2019年楽曲10選
楽曲派オタクくんたちがみんなやっている年末イベント楽曲10選です。ジャンルにとらわれずに10曲選ぼうとしたら大変なことになってしまいましたが、個人的な結論をなんとか出すことができました。細かい解説はせずに、サクッと軽い紹介だけに留めようと思います。
・サイキョーにカワイイ
作曲:伊賀拓郎
以前の記事でも取り上げた楽曲「サイキョーにカワイイ」です。楽器編成と曲の構成、メロディーすべてがキャラテーマ劇伴として屈指の完成度を誇っていた楽曲でした。姫坂乃愛、お前が一番カワイイぞ。
・だってあなたはプリンセス/Charlotte・Charlotte
作詞・作曲:新田目翔
編曲:KOH
新田目翔の可愛さ全振りメロディーに歌詞とKOH編曲で儚さを添えられた名曲。曲のコンセプトとミリシタでのストーリーも噛み合っていてよかったですね。新田目翔氏は今年周年曲にも参戦し、ミリシタには欠かせない存在になったかと思います。
・月曜日のクリームソーダ/Jerry PoP Beans
作詞:安藤沙々
作曲:原智也
編曲:ラムシーニ
レトロポップをベースにしつつもEDM風の近未来感がある、いわば「フューチャー・レトロ・ポップ」ともいうべき不思議な曲です。オシャレに決め込んでいるんですが、キチンとアイドルポップに仕上がっているのも憎い。あとこれはいつも言ってることなのですが、周防桃子のア段寄りのオ段が好き。特徴的な母音大好き人間です。
それにしても振り返ってみるとミリシタは年明けに出てきた楽曲がとても強かったですね。
・ともだちびより。
今年の個人的ベスト田中秀和曲です。キャラごとに楽器が割り振られた劇伴が大きな特徴だった「ひとりぼっちの〇〇生活」でしたが、作品のテーマ曲の「ともだちびより。」はそれぞれのキャラの人柄やその関係性がうまく曲としてまとめられていました。作品との関係抜きにしてもポップな室内楽曲として成立していて、田中秀和インスト曲の強さを改めて実感した1曲でした。
・Prince Ali/Will Smith
作詞:Howard Ashman
作曲:Alan Menken
アラジンといえばこの曲が最初に出てくる人も多いと思います。原作(?)のアニメ版ではジーニー率いる行列を描く曲に仕上がっていたのに対して、今回の実写映画ではアリ王子の行列を見物する民衆の視点を強く感じるアレンジになっていました。2:14~の低音隊がかっこよすぎて、行列を観ていた1民衆として映画館で思わず泣いてしまったのも2019年のいい思い出です。
・この世界の頂きで
作曲:金崎猛(たぶん)
ファイアーエムブレム風花雪月の黒鷲・青獅子ルートの最終戦のBGMです。作品全体を通して風花雪月のメインテーマのアレンジBGMが多くありましたが、最終決戦も同じくメインテーマのアレンジ曲となりました。最終決戦までに何度も聴かされてきたフレーズを最終決戦で壮大にアレンジするのは王道といえば王道ですが、ストーリーというかゲームシステムがメンタル面にかなり攻めてくるものだったたのもあって、色々と込み上げてくるものが多かったですね。あと、戦闘シーンとそれ以外のシーンでアレンジが異なっていて、画面の遷移とともにシームレスに曲もアレンジ版に変わるシステムはうまくできているなぁと感心しました。
・町かどタンジェント/コーロまちカド
作詞・作曲・編曲:辻林美穂
渋谷系オシャレOP。こういう鬼頭明里のダウナー系の声をもっと聴きたい。しかしここまでど直球の渋谷系楽曲がアニメOPになるのはとてもいい時代ですね。
・モッツァレラ▲トライ▼クッキング/羽子田チカ
作詞・作曲:羽子田チカ
編曲:宮橋・羽子田チカ
Vtuber楽曲枠。どこか異国感を感じさせるほんわか元気な曲に独特なハスキーボイスがクセになる名曲。優しい空間が広がっていて、日曜午後のまったり作業時にいつも流しています。
2019年で完全に音楽コンテンツとしてのVtuber界隈も目を離せなくなりましたね。
・可憐なまなざし
作曲:池之上覚皇
2019覇権ラブコメであるところのアニメ「可愛ければ変態でも好きになってくれますか?」で特に好きだった曲です。最初に取り上げた「サイキョーにカワイイ」と双璧を成す2019年キャラテーマ劇伴になります。キュートなメロディーの中で響くシャッター音がたまりません。アニメ作品としても『小春ちゃんは一年生だよ☆大作戦』編は思わず拍手をしてしまうほどの良作でした。
・36℃/斉藤朱夏
作詞:ハヤシケイ(LIVE LAB.)
作曲:にお
編曲:sugerbeans
ハヤシケイ氏がプロデュースしている斉藤朱夏楽曲ですが、ハヤシケイ氏が作曲していない曲はすべてにお氏が担当しています。古いボカロ界隈を知っている人はご存知と思いますが、にお氏は「rain stops, good-bye」などで有名なボカロ界隈で最強のバラード書きの1人です。にお氏特有の肺活量勝負のメロディーにsugarbeans氏のオトナなアレンジがなされた曲を斉藤朱夏氏が完璧に歌い上げた完成度の高い1曲でした。
以上、4g0_2的2019年楽曲10選でした。
リステ楽曲も多く候補に入っていたのですが、10選という枠で残念ながら選考落ちとさせていただきました。選出前から少し懸念していたのですが、若干カワイイ・優しい系の曲に偏ってしまいましたね。選考漏れがここまで惜しく感じるものだとは知らなかったので、今後は3ヶ月おきに楽曲振り返りをしていく予定です。
それではよいお年を。
2019年に触れた音楽たち〜劇伴・BGM編 #2:TVアニメ 八月のシンデレラナイン
こんにちは 4g0_2 です。前回の記事では2019年冬アニメ「TVアニメ 私に天使が舞い降りた!」について書きました。
キャラクターごとにスポットライトが当たる劇伴と、それらを美しく纏めて昇華させた最終回のミュージカルは2019年だけでなくここ数年で屈指の劇伴だったかと思います。
さて、今回の記事ではわたてんと同じく今年にTVアニメが放送された「TVアニメ 八月のシンデラナイン」とその劇伴について簡単にレビューしていこうと思います。
八月のシンデラナイン(以下、ハチナイ)はアカツキが送る野球型青春体験ゲーム(野球ゲームとは言っていない)です。リリース延期はあったものの、2017年6月にリリースされたアプリゲームながらTVアニメ放送開始が2019年4月という比較的スピードのあるメディア展開がなされたコンテンツです。私も声優に釣られてアプリ配信時からプレイをしているのですが、序盤以外ほとんどストーリーに関与しない主人公(通称「地蔵」)やどこまで行っても畜生なキャラクターたちが織りなすストーリーの良さのためになかなか辞め時が見つからないアプリだなと思っています。ストーリーの良さはスタッフ陣が葉鍵好きという側面が大きく効いているそうですが、確かにストーリーの端々にそのエッセンスを感じますね。青春モノでストーリー重視のゲームをやりたいとしたら間違いないくハチナイをオススメします。
そうなんです、このゲームは「野球型青春体験ゲーム」なんです。今となっては野球の試合の画面もそこそこしっかりして、代打や盗塁などの監督らしい指示ができるようになりましたが、配信開始からしばらくは試合画面はスコアボードが表示されて淡々と点数と安打数、失策数が更新されるのを眺めるゲームでした。「やきうが絡む声優コンテンツだ!」とワクワクしていたオタクくんがまさかの試合関してオーダー編成以外全く関与できないと知った時の絶望はなかなかキツいものでした。試合がそんな仕様でフルボイスというわけでもないゲームでも続けられたのは、ひとえにストーリーの良さが際立っていたからだと思います(しかしデレストは許されない)。
ハチナイアニメ,手書きのスコアボードを見たときに初期のハチナイを思い出してちょっと懐かしい気持ちになった
— 転がり出すと止まれぬ岩 (@4g0_2) 2019年4月11日
(これはアニメハチナイでスコアボードが映って感傷に浸るオタク)
そんな野球型青春体験ゲーム・ハチナイが2019年4月からアニメ化されたわけですが、ご存知の通り色々な側面で大きな反響を集めました。アニメのメインキャラクター選抜も含めマイナス面も多々ありましたが、ストーリーに関しては今年のアニメの中でも上位に入る評価をする人を多く見受けます。野球を通じて「友情」「チーム」「戦友」をテーマにしたストーリーは放送延期があったアニメでありながら見事な結末を迎えることができました。
アニメ・ハチナイは楽曲に関しても名曲揃いでした。OPの「エチュード」とEDの「どんなときも」、そして最終回の挿入歌「世界でいちばん熱い夏」はどれもアニメ・ハチナイを語る上で欠かせないでしょう。洗練された脚本に対して相乗効果をもたらした楽曲たちは、キャラクターの感情表現や試合の白熱感を演出する要素としてアニメ・ハチナイを誰もが忘れられない夏に仕上げました。特にEDのカバー曲「どんなときも」は主人公・有原翼だけでなく、登場した全ての選手と監督に通じる内容となっていて、毎回違った感情で「どんなときも」を解釈することができる、まさにアニメ・ハチナイのテーマ曲だと言えるでしょう。
歌唱楽曲に関してだけでも結構な分量書けそうなアニメ・ハチナイですが、そのストーリーを際立たせたのは歌唱楽曲だけではありません。アニメ・ハチナイを通じてそのストーリーの輪郭を描き出す劇伴が非常に印象的でした。サウンドトラックは発売から少しした後サブスクが解禁され、非常にアクセスしやすいものとなっています。
アニメ・ハチナイの劇伴を担当されたのは小畑貴裕氏でした。最近でいえばハチナイの他に「約束のネバーランド」が有名でしょうか。小畑氏が関わった劇伴作品は林ゆうき氏との共作のものも多く、ストーリー展開・場面に合わせた強力な劇伴を書き上げるのが特徴的な作曲家です。
そんな小畑劇伴ですが、アニメ・ハチナイではメインテーマ「八月のシンデレラナイン main theme」とそのアレンジ劇伴は歌唱楽曲と同等かそれ以上に強烈な印象を残しました。この曲を聴いたらすぐに里ヶ浜女子硬式野球部の夏の色々な場面を思い出す人が多いでしょう。アニメ・ハチナイと深く結び付けられているメインテーマですが、押さえておかなければならないのはその使われ方です。メインテーマとそのアレンジは様々な要所で使われましたが、1話冒頭と最終話(12話)の最後で流れたメインテーマはまさにアニメ・ハチナイのメインテーマとしてハチナイの清く熱い青春ストーリーの印象を視聴者に残していきました。
また、試合シーンでは、最終話で挿入歌「世界でいちばん熱い夏」が流れる前のシーンで流れた「八月のシンデレラナインup tempo ver」はクライマックスへ向けて白熱した試合展開をさらに盛り上げました。この曲が流れた場面で1話冒頭のシーンが流れたことが記憶に残っている人も多いでしょう。1話の頃からこれは最終話のシーンだと予想できるものでしたが、最終話のそのシーンでは12話に渡るストーリーとストーリーを経ることで確立したキャラクターに対する印象によって1話冒頭とは同じ映像でありながら全く異なった景色が映し出されていました。劇伴もそれに合わせるように、1話冒頭でも流れたメインテーマのアレンジが里高女子硬式野球部のクライマックスへ導きましたね。
メインテーマのアレンジでもう1つ忘れてはいけないのは、ハチナイ屈指の名シーンである6話「これからの私たち」の最後に流れた「ひまわり畑のグラウンドで」です。主人公・有原翼とその「親友」の河北智恵の二人の関係が取り上げられた6話ですが、すれ違った二人が和解(和解?)するシーンで流れたこの曲ですが、作中の最も重要な二人の関係性を描く曲としてこの上ない役割を遂げていました。6話でも特にこのシーンで作品のテーマでもある「友情」と「戦友」に深く切り込むわけですが、劇伴もここに作品のテーマがあるんだよと言わんばかりにピアノとストリングスを主体としたメインテーマのアレンジを流してきました。アニメ版では「ひまわり畑のグラウンドで」は短く編集されて使われていましたが、ぜひサウンドトラックでフルで聴いてほしい一曲になっています。
メインテーマが強烈な印象を残す劇伴は数多くありますが、アニメ・ハチナイに関してはそのアレンジも含めて作品を象徴するシーンで作品のテーマと共にあり続けた素晴らしい劇伴でした。ちなみにハチナイ劇伴で一番好きな曲は「ちぐはぐ同盟」です。
みんなハチナイアプリやってね。デレスト沼楽しいよ。